php.iniとは
php.iniとは、PHPプログラムの全体的な動作や環境を設定するファイルです。
PHPの設定変更や文字化けするプログラムの文字コード設定を変更する場合などには、php.iniの設定を変更ください。
※モジュール版PHPをご利用の場合、php.iniで設定変更いただくことができません。
設定方法
1. コントロールパネルメニュー「PHP」をクリック
2. 設定を行うドメインまたはサブドメインの[設定へ]ボタンを押下
※[設定へ]ボタンを押す前にCGI版をご利用であるかをご確認ください。
3. 設定項目をセレクトボックスから選択し、[設定する]を押下
※設定が反映するには5~10分ほど必要です。
設定項目
■ mbstring 関連
mbstring.detect_order
文字コード検出のデフォルト値を定義します。
※「 UTF-8,EUC-JP,SJIS 」のような形でご入力ください。
mbstring.encoding_translation
HTTP入力文字のエンコーディング検出と内部文字エンコーディングへの変換を有効にします。
mbstring.func_overload
シングルバイト対応の関数をmbstring関数の対応する関数で置換するかどうかの設定を行います。
(設定値の詳細は【PHPオンラインマニュアル】をご覧ください)
mbstring.http_input
HTTP入力文字エンコーディングのデフォルト値の定義を行います。
※ PHP5.6 から非推奨の設定となりました。未設定の状態をおすすめします。
mbstring.http_output
HTTP出力文字エンコーディングのデフォルト値の定義を行います。
※ PHP5.6 から非推奨の設定となりました。未設定の状態をおすすめします。
mbstring.internal_encoding
内部文字エンコーディングの設定を行います。
※ PHP5.6 から非推奨の設定となりました。未設定の状態をおすすめします。
mbstring.language
デフォルトの言語を設定を行います。『neutral』 の場合は『UTF-8』に設定されます。
■ session 関連
session.auto_start
リクエスト開始時にセッションを自動的に開始するかどうかを設定します。
session.use_cookies
クライアント側にセッションIDを保存する際にクッキーを使用するかどうかを指定します。
デフォルトは『1』(有効)です。
session.use_only_cookies
クライアント側へのセッションIDの保存にCookieのみを使用するかどうかを設定します。
session.use_trans_sid
URLにセッションIDを付加するかどうかの設定を行います。『未設定』『0』の場合は無効、
『1』のときは有効になります。
■ その他
allow_url_fopen
リモートサーバのURLに対してファイル形式でアクセスできるようにします。
※「 allow_url_fopen 」が「 On 」の場合のみ設定可能です。
allow_url_include
このオプションを指定すると include, include_once, require, require_once で
URL 対応の fopen ラッパーが使用できるようになります。
※ PHP7.4から非推奨の設定となりました。未設定の状態をおすすめします。
asp_tags
ASP形式のタグ<% %>を通常のタグ<?php ?>に加えて使用可能にするかどうかの設定を行います。
※ PHP7.0以降はご利用いただけません。
auto_prepend_file
ファイルの前に自動的に追加されるファイルの名前を指定するかどうかの設定を行います。
※「任意のファイルパス」を入力してください。
default_charset
HTTPのContent-typeヘッダの文字セットの設定を行います。
display_errors
PHPの内部エラーが発生したときに、エラーメッセージを表示するかどうかの設定を行います。
error_reporting
出力する PHP エラーの種類を設定します。
include_path
require、 include、 fopen()、 file()、 readfile() および file_get_contents() 関数が
ファイルを探すフォルダのリストを指定します。
※「 include_path 」を「 : 」で区切ってお書きください。
log_errors
PHPのエラーが発生したときに、ログをお客様のサーバー領域の「/logs」フォルダに
生成するかどうかの設定を行います。
※ log_errorsをonにする場合、「 error_reporting 」を「 E_ALL & ~E_NOTICE 」等に指定ください。
※ エラーログは最大7日分が日別で保持され、それより古いものは削除されます。
max_execution_time
スクリプトがパーサにより強制終了されるまでに許容される最大の時間を秒単位で指定します。
max_file_uploads
同時にアップロードできるファイルの最大数を指定します。
max_input_time
スクリプトが POST、GET などの入力を パースする最大の時間を、秒単位で指定します。
max_input_vars
入力変数を最大で何個まで受け付けるかを指定します。
output_buffering
全てのファイルに関して出力バッファリングを有効にするかどうかの設定を行います。
output_handler
スクリプトの全ての出力を関数にリダイレクトするかどうかの設定を行います。
short_open_tag
PHPタグの短縮型(<? ?>)を使用可能にするかどうかの設定を行います。
upload_max_filesize
アップロードされるファイルの最大サイズを設定します。
※「 post_max_size 」も同じ値に設定されます。
variables_order
変数のパースの順番の設定を行います。
※「 EGPCS 」を任意で並び替えて入力してください。
設定が反映しているかの確認方法
下記のソースコードを『phpinfo.php』 として保存し、ドメインまたはサブドメインの公開フォルダにアップロードください。ブラウザからファルにアクセスすることで設定した内容が反映されているかが確認できます。
※"phpinfo"関数は、PHPの環境設定情報を出力する関数です。
<?php
phpinfo();